よくある質問
油圧って?
1人の子供が10人の大人をもちあげることは不可能なことですが、それができるのが油圧の秘密です。しかも重量挙げのように瞬間的に持ち上げるのではなく、一定時間持ち挙げ続けることもできるのです。
油圧ユニット製作までの流れは?
お問い合わせ→仕様打合せ(ご要望の内容をお聞かせ下さい)→ご提案(御見積)お聞きさせて頂きました内容に基づきご提案させて頂きます。→ご依頼→設計(最終承認図面を発行させて頂きますので仕様等ご確認の程、お願い申し上げます。承認図面ご返送→製作(熟練した職人が細部にまでこだわりぬき、丁寧に丈夫でしっかり作成させて頂きます。)→試運転→検査→納品
一般的なトラブルシューティング(故障対策)
油圧ホースから油漏れ、劣化しているホースは大丈夫?
通常、油圧ホースの寿命はメーカー側では3年を目処に交換を推奨しております。使用状況、環境により劣化の進行状況は変わりますが、早めの交換を推奨しております。
劣化した油圧ホースを使い続けるのは大変危険です。
人命に関わる事故を引き起こしかねません。日頃からの点検を実施してください。
ポンプから異常音が発生しどうすれば良いですか?
原因はいくつか考えられます。サクションフィルターの目詰まりやポンプ内部部品の摩耗・破損等考えられます。早急に対策が必要です。
サクションフィルターの目詰まりに対処するには、フィルターをタンクより取り出し洗浄・清掃を行います。又はエレメント交換を行います。
圧力が発生しない場合の対処法は?
ポンプやリリーフバルブ、その他の関連部品を点検し、必要に応じて修理または交換します。リリーフバルブの設定不良やポンプの不具合を点検し、必要に応じて調整や修理を行います。
ポンプ ピストン摺動部のカジリによる作動不良が発生し分解・点検し、補修または交換します。
リリーフ弁のロックナットのゆるみが原因で圧力設定が安定しない場合、圧力設定を確実に行い、ロックナットを固定します。
シリンダーが動かなくなった?スピードが遅くなった?
原因はいくつか考えられます。シリンダの点検を行い、傷や油漏れがないか確認します。
シリンダーパッキンより油漏れしている場合、シリンダーのパッキンを交換します。
アキュムレータの封入圧力が低すぎになっていないか、アキュムレーター内部の破損等考えられます。ピストンとピストンシート(チューブ内)にキズがある場合、
摺合せを行います。摺合せ補修が不可能な場合は、交換を検討します。
スピードが遅い場合、油温が低く、ポンプを適切な速度で回し、油温が上昇するまで予備運転を行います。安全な範囲内で油温を上昇させます。
満油弁の閉まりが不充分な場合、どのように調査し修理すればいいですか?
満油弁の閉まりが不充分な場合、分解しゴミの有無を調査し、必要に応じて修理を行います。満油弁が開き放しの場合、対処方法は、分解しゴミ等を取り除き、スプリングの場合は必要に応じて交換します。
満油弁にゴミが入りパイロット圧だけで弁が開かない時、弁の中間フランジを分解し、上部の押弁及び弁棒が動くようにします。
油圧回路内にエアーを吸入して、キャビテーションが発生している場合、どう対処すればいいですか?
油温を上げつつ、エアー抜きを行いながらシリンダー、ポンプ、サクションフィルターの点検を実施します。フィルターを清掃し、ポンプの不具合がないか点検します。
エアーを吸っている場合、フィルターのシール部(サクションライン部)を確認し、必要に応じて増し締めやシール交換を行います。